ここのところ、会社の冬休みで1週間くらいニート仮暮らしをしていたため(ニートだったらきっとこんな暮らしになるだろう生活を1週間ほど送っていた)昼夜逆転の手前まで来ていたのだが、今日はお休み最終日として、都内へ所用を組んでいるため、めちゃくちゃ久しぶりに早起きした。
普段出歩かない時間に、その時間帯に訪れないであろう場所を訪れた結果、あまり普段では感じないエリアの顔に触れる事ができた。
これは私が元々首都圏在住だったことと、海外旅行や海外在住経験なども相まって感じた感想だと思うのだが、今朝地方の別の顔に改めて抱いた感想。
地方って、まるで外国みたい と思う瞬間が時々ある。
海外での暮らしというのは、都市部を除けば概ね地方での暮らしに近いのではと想像している。
スーパーマーケットまでの距離があるため、週末に食料を買いだめし、デイリーはその蓄えた食料を消費しながら家と仕事場の往復となる。
また風景は雄大で、都市部にある細かくて切り取られた人工的なものではなく、人のスケールを遥かに超えた単位で作られ、ダイナミックだ。
人の手あかがたくさんついて、経年劣化した文化があって、新陳代謝が悪くてうんざりするような部分があって、一方でランニングコストや維持費が都市部に比べて格段に安いため、これで成り立つの?というような商売やお店が、なんとなく生き永らえやすかったりするところとか。
もちろんこれは、私がいろんな場所を体験したことによる経験値によって、一つのものを見たり聞いたりする時に想起する情報が多いから、そんな風に感じることができるんだと思っている。
だからやっぱり、人生の中盤には人生初期にいた場所にはない経験や情報に触れることが大事なように思う。
一つのものを見たときに、思い起こす情報量が格段に上がり、思い出す思い出が増え、体があまり動かなくなる時間帯がやってきたとしても、きっとその蓄えてきた情報が思いもよらぬ共通点を見せてくれたりして、広く旅するような感覚を日常にももたらしてくれるものになるのだろうから。
いろいろと書きましたが、今朝みた風景で海外を思い出した、そんな話でした。
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