職場の成り行きでTOEIC800点を目指していたはずなのだが、気が付けばオンライン英会話のネイティブキャンプで推しを見つけてしまい、その追っかけに精神力を割く日々となっている。
そうして私の日常生活を営むための半分以上の精神力を、このさわやかフィリピンガイ・通称羽生君から捻出する形となっているため、羽生君のレッスン打診が受理されない期間があったことにBBAの被害妄想を暴走させ、大パニックになった。
しかし、羽生君を発掘してから10回以上のレッスンを受講してきたためか、羽生君は私のレッスン予約を先日久々に受理してくれた。
なぜか私だけ。
うれしい、、けど、喜んでいいものなのか。
受理されなかった、私の後ろの人なにしたん?
とりあえず、HAPPYなレッスンになると信じて、ここ最近のイレギュラーについてだけに焦点を絞って訪ねたい。決戦は月曜日。
最後に受けたレッスンから約2週間が経っていた。
通常私は5日に1回くらいのペースで予約を入れ、30日に6回=1200円相当の月額ランニングコストを、羽生君に充てようと考えていた。
なので2週間は、私の通常ペースでいくと、まぁまぁ長い。
予約が成立しても、直前で講師が代わるケースもある。気は抜けない。
そう思ってプチ緊張をして臨んだところ、レッスンははじまった。
「久しぶり~(英語)。調子はどう?(How are you today?)」
声にはりがない…!!
「私は元気、大丈夫?忙しかった?(英語)」
「あ~ちょっと、ここ最近ごはんとか食べれなくて、飲み物も飲めなかったんだ。depressionで」
「depression?sick?」
羽生君は頭を指さしながら、depressionを繰り返し、チャットボックスでもスペルを送ってくれた。
なんだろう?偏頭痛?いいや、後で調べよう。
私の語学力では大して深掘りできない。このレッスンに備えて用意した、Google翻訳でこしらえたカンペで、羽生君が好きだといっていたアニメ・進撃の巨人のサマリーYoutubeを見て内容を把握したため、その感想などを羽生君に投げかけたりした。
とりあえず、どうしたらいいかわかんなかったので、感情豊かにはつらつさを前面に出してレッスンを終えた。
羽生君、弱ってた。
そしてレッスンの終わり際に、いつものまたすぐにね というやつを言わなかった。
私もとりあえず「take care」と言うのが精いっぱいだった。
語学力の伸長が真剣に検討される、由々しき事態だ。。
そうして、レッスン後にdepressionを調べてみた。
depression=鬱 だった。
偏見でごめんだけど、南の島のフィリピーノたちって、そういうのと無縁なイメージだったんだけど、そういうことあるん??
陽気でノリノリで、深く考えない民族と思い込んでたけど、そうではないん??
チャットGPTなどで「フィリピン人の鬱」について聞いてみたりした。
まぁ人間関係とか家族の圧とか、仕事とか貧しさとか、諸々要因はあるらしい。
思い当たることと言えば、「最近忙しい」と言っていた。
そして「腹が減った」と言っていたが、昼と夜しか食べないと言っていた。
なので、多忙と貧しさなどはあるかもしれない。
事情が分かった今、私が出来ることと言えば、回復を待つことだけで、下手にレッスンの予約打診なんか入れても、彼に判断のプレッシャーを与えかねないので、それすらをも控えようと思った。
けれども、私がその病気を機に見限ったとも思ってほしくない。
いい塩梅のところで、彼に予約打診をしようと思った。
医者からは明日から仕事に復帰してもいいと言われたから、明日から仕事するとか言っていたけれども、画面越しのコンディションはとてもそんなことしていい感じはしなかった。
人でなしな私なので、基本的に他人がどうなったとしても、大きく感情を揺さぶられないタイプだと思っているのだが、そんな私でも羽生君がそんな状態だと、なんだか泣きたくなってしまう。
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