私の語学学習意欲、及び生存意欲に大きく関わるネイティブキャンプ講師、イケメンフィリピーノ、通称・羽生君。
彼が鬱であると分かった時点で、貧困や出口のない未来が原因である可能性を鑑み、日本に呼び寄せる策についても実は考えてみていた。幸か不幸か私の籍は空いているので、これを羽生君が埋めることに合意できるなら、彼をジャパニーズにすることは可能だ。また、一時期どうしてフィリピンパブなどが台頭し、彼女らはどうやって滞在ビザを獲得していたのか、その焼き直しが応用できるのか、など色々調べた。
どうやら過去のフィリピンパブブームは、エンターテインメントビザのようなものが発行されており、歌やダンスを得意とする彼女らが来日するのにぴったりの名目のビザがあり、それで夜のお店などで働くフィリピーノのたちが量産されていたらしい。
羽生君は歌もダンスもしないと言っていた。
もしできたところで、そんなナイトワークなんてさせるものか。
私のために囲い込むのだから。
また別案で、どうやったら労働ビザが下りるのかなども調べた。いろいろと労働実習生みたいな形で受け入れる企業においてビザが下りるようなのだが、条件が過酷で逃げ出すケースも散見され、また工場勤務などが多くあるようだった。羽生君は接客系や英語の先生とかならいけるんでは?と思ったがそういう募集は私の住むエリアでは見つけられなかった。
また一方で、私がフィリピンに出かけるバージョンの案も考えた。
私の勤務先はシフト制で、繁忙期でなければ1週間くらい休みを取ることは難しくない。航空チケットもフィリピンと成田間では、安い時期なら往復3万程度でチケットがあることが判明した。
もう北海道いくのとそんなに変わらない。
このブログの回で、航空券を買ったらあちら側だ、などと言っていたが、いよいよあちら側行きが目前に迫ってきている。
心配な気持ちと、私だけ厳しい状況の中で予約を受理してもらえた優越もあり、強気な姿勢が出てきている。
羽生君の鬱の原因のヒアリングが終わった翌日、何となく今日も羽生君と話したいと思い、即時予約成立のスロットへ予約を入れて、2回目のフリートークに挑戦した。
その際、羽生君にトピックの決定権をわたし、もし話したかったらその心の重たいものを、もし別の話題があるならそちらを、と思い話を振ってみた。
まだダメージは深いのだろう。あまり深刻なあたりに触れたくないようで、フリートークのトピックス選定にも切れがない。なのでこちらから他愛もないものへ話しを広げていった。彼はアニメが好きなようで、それも相まってか
「I want to go to Japan soon」
と言っていた。
来てくれるんだったらなおのこと有難い。許されるなら休みを合わせて一緒にTokyo観光でもしたいところだ。
でも、こういうオンライン英会話ってオフラインで講師と会ったりしていいんだろうか?
ふと規約が気になり ”そもそもオフラインで会えるのか” という部分を調べようと思いついた。
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