仕事の成り行きでTOEIC800点を目指すことにしたところ、テストの点を見て心が挫け、リカバリーのために見つけたオンライン英会話・ネイティブキャンプの講師、イケメンフィリピーノ、通称・羽生君。彼の存在により、語学の意欲のみならず、アラフォーの生命力にまで影響を与えはじめた今日この頃。いよいよ画面越しでは気が済まなくなった矢先、オフラインで会えるチャンスがやってきた。
羽生君の予約スロット上で、私以外に予約を入れている人間がもう一人いることに気が付いた。目の上のタンコブのようにも思ったりもしたが、彼女のおかげで羽生君とオフラインで会える道が拓けた(しかも彼の家に泊まれるという条件をそのままスライドさせていただける)
ライバルレディはGWに行く予定らしいが、私はシフト勤務の会社員のため逆にGWこそ休みが取れない。そして幸か不幸か、私の誕生日に備えて取った4連休はまだ何も予定がない。(例え一人で過ごすにしたって誕生日に働くなんて自分が可哀そすぎる!)
そんなこんなで「GWに生徒が家に遊びに来るんだ発言」を3月半ばに受け、私は4月のフィリピン行きを企画しはじめた。
ライバルの先手を打たなければいけない。
向こうはGWを抑えて勝ち誇っているかもしれないが、残念、私はその前に動けるのだ。
そうして航空チケットを調べたところ、GWは8万円相当するらしいが、私の誕生日を中心にした4月半ばの日程は往復で4万円程度で渡航できることが判明した。
もう、行くしかないでしょう。
早速候補日程を、次のレッスンにお伝えだ。
前回のレッスンの音源を聞き直しても、「私も行きたい」「おいでよ」と言っている。
申し入れは不可能ではない案件のはずだ。
「こんにちは。前回、他の生徒さんが遊びに行くって言ってたけれども、私も遊びに行きたい。4月に行けたらと思うけれども大丈夫かしら?」
「いいよ。いつでも大丈夫」
「私、シャイだからこの申し入れはすごくためらってしまうんだけれども、私もあなたのお家にステイしたいんだけれどもいいかしら」
「大丈夫だよ。僕のお母さんもネイティブキャンプで講師をしていて、生徒さんも遊びに来てるし。お母さんは10年以上日本に住んでいたことがあるから日本語も上手だ。空き時間にお母さんと日本語で話すこともできる」
やったぁぁぁーーーー!!!
無事交渉は成立した。
うぜーと思っていたライバル、ありがとう。
君のおかげで私一人では到底切り開けなかったスーパープランを組むことができた。
しかもそのライバルよりも先に彼のおうちにステイするのだ。
シフト制勤務万歳。繁忙期でなければ、1か月先に1週間程度の休みを組むことだってできるのだ。しかも月給やボーナスも出る安定企業。フリーターでも個人事業主でもない、安定と自由をいい塩梅に両立できる今の身分。時々すげー不満もあったけど、今の会社で良かったとこの瞬間には感謝が湧いた。
さぁ大変だ。
これから準備で忙しくなる。単純に海外旅行というだけでなく、アンチエイジングやダイエットなど、見栄を張るための要素に対しても仕事がかさむ。
「ところでフィリピンでどんなところ行きたいの?」
「わかんない」
観光プランや治安などについても調べなくては。。
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