二次元の世界の住人だった推しに、ついに対面。画面越しに見ていた様子と、気持ち違うようだ(ビューティー効果を入れていたらしい)。しかし、イケメンはイケメンだ。が、彼はニキビを気にしている。
空港に送迎に来てくれた皆さまは、先生とその家族(日本語が話せる母+彼の妹)、それに車を運転するための近所に住んでいるドライバーさんの計4名だ。この送迎には、車のガソリン代とドライバーさんへの依頼費、高速道路代などが私持ちで支払われることになっている。およそ片道6000円程度。まぁまぁのお値段だ。
早速空港の帰りに、どこぞのレストランに寄る。
会計などのことを考えると、日本人=金持ちという図式もあろう。貧乏話しも聞かされているため、何となくここは私持ちである気がして、クレジットで支払った。
皆で写真などを撮ったりして、ご飯を食べたが、私が英語が堪能でないことも後押しし、場を盛り上げるような会話を投げかけることがほぼできない。なのでわりと静かにご飯を食べる。
そうしてご飯を食べた後、トイレに寄って戻った後、羽生君は助手席に乗って、ドライバーと待っていた。何だか距離を感じないこともない。。(隣に座って欲しい ←セクハラ?)
そうこうして、彼のご自宅に着いた。
これが羽生君が日々情報発信を行っている基地局なのだ。小さくよく吠える犬が3匹現れた。
オフィスが併設されていると聞いたので覗いてみると、昔のネットカフェのような、小さく区切られたパソコン空間が並び、カーテンがかかっている。何人かの先生が、オンライン英会話のレッスンをしている。
そしてバスルームと言われる、トイレ周りを拝見すると、インドの宿屋で見たことのあるバケツと手桶と便座のない便器があった。バックパッカーでインドを経験していてよかったと思う。この程度の設備は想定と耐用の範囲内になる。羽生君曰く、現状はかつてよりも暮らしぶりが良くなっているとのことで、以前はきれいな水道水も引けていなかったとのことだ。
到着してからほどなくして、彼の家の周辺を視察も兼ねて散歩することとした。
そうしたら、羽生君はもちろん、お母さまなどご家族が付いてきてくれた。そうして、近所の子供たちなど、外国人の私を物珍しがり、暇なこともあってか、ものすごい人数になって近所の道を練り歩く形になった。動物もいっぱいいて、ガリガリに痩せて意思疎通があまりできなそうな猫や、繋がれていない犬などが見受けられた。私は海外で、こと狂犬病をとても恐れているので、犬に関しては緊張が走る。羽生君は、知らんぷりしていれば大丈夫という。私の隣に並んで歩いてくれることがうれしい。
羽生君の家からちょっと歩くと、水田が広がっていて、広い空と青々とした稲の葉がとても清々しく感じた。お母さまは、以前に来た、お母さまの生徒さんは朝この辺を歩くのが好きで良く来ていたと言った。そうしたい気持ちが良くわかる。都内でサラリーマンでもしてようものなら、こういう風景はすごくリフレッシュになる。といってもその彼がどのような職種の人かはわからないが。
そうして歩いていると、家にもおいでよ、と人懐っこくいってくれる女子が現れた。お母さまの様子だと近所にいる親しい子の家のようだ。興味もあり、断るわけにもいかないので、選択肢はなく、彼女の家について行った。水田を渡っていくような感じで、バイクなどが走る道から外れていく。完全に獣道だ。子供が行くような秘密基地の在処のようなところに、彼女の家はあった。
大人が本気で作った、秘密基地、みたいな様子で、ここに本拠地を置いているファミリーが居るなんて、なんだか冗談みたいに感じた。でもこれが彼らの現実なのだ。
すごくワイルドな暮らしをしているが、ヤギや猫など、バラエティに富んだ動物たちが飼育されている。もう言葉を失ってしまう。こういう世界戦もあるのだ。
夜は私のリクエストで、近場の観光スポットに行きつつ夜店に行く予定となっていた。
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