必達TOEIC800点計画㊵ ~手づかみ飯・ブードルファイト~

語学の勉強

イケメンフィリピーノ・羽生君に「ブードルファイトに興味がある」と言った時「手づかみで食べるものだよ?!」と確認された。しかしガイドブックの中に他に目を引くものが特になかったのだ。強いてリクエストするなら、ブードルファイト。意を決して会いに行く憧れの王子の前で、手づかみで飯を喰らう選択をした私の運命やいかに。

午前中にあれやこれやと市場でお買い物を満喫し、スーパーでカニの汁を垂らして帰ってきた私たちだが、お昼にはその材料でブードルファイトを催す算段となっている。

最初の私のリクエストでは、マニラの近くにあるダンパという市場で好きな魚を選んで、近くのレストランで捌いてもらって食べる、というものだった。

しかしダンパのレストランは、日本円にしても4000円近くと、クソほど高く、メインは観光と言うより羽生君と会うことだった私は、羽生君の提案に沿って、ダンパを諦め、近所の市場で気に入ったものを買って、お母さんとご近所の奥様に調理していただくコースを選択した。

お昼近くになると、ブードルファイト用の大きな葉っぱが用意され始めた。

なんでも近所に生えているバナナの葉っぱだそうで、近所の人に分けてもらったそうだ。

バナナの葉っぱって、まぁまぁでかい。

そうして、着々とバナナの葉っぱの上に、ご飯たちが直置きされていく。

何品か出来上がったところで、ブードルファイトがはじまった。

近所から招集されたフィリピーノたちとともに、バナナの葉っぱを囲む。

ガイドブックに載っていた文章によると、兵士たちの食べ方だそうで、時短と結束を強める効果を狙い、それがいつしか郷土料理のように定着したもの、という意味合いだった気がする。(間違ってたらすいません)

しかしながら、英語が堪能でない私は、気軽に話題をふれるわけでもなく、そして集まったフィリピーノたちも、おしゃべりをする様子がなく、皆で黙々とバナナの葉っぱの上のご飯を手づかみで食べていた。

音楽の一つでもかけたいところだが、勝手がわからないので、おとなしくモグモグする。

私の要望で、今日の夜もナイトマーケットに連れて行ってもらえるらしい(だって夜のお出かけってワクワクするじゃん!)。

そして、あまり見どころを見つけられず、リクエストをしないのも羽生君たちに丸投げになってしまって、かえって負担になるのでは、というところから、私は教会を見たい、というリクエストもしていた。

2日目の夕方は、教会に行った後ナイトマーケットに行くお出かけコースだ。


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