オンライン英会話講師・イケメンフィリピーノの羽生君と、そのお友達、そして羽生君の生徒である私の3人は、本日の宿「フィリピン版・少年自然の家」的な、バックパッカーに愛されるようなカジュアルな宿に到着した。
宿は都市部真っただ中にあり、大きな通りと電車の線路に面していて、セブンイレブンも隣接している都会的な場所にあった。
ここ数日、羽生君を観察していると、彼は決して体が丈夫な方ではない。
ちびまる子ちゃんでいうところの、山根君みたいな感じなんじゃないかと思う。
まして今日は、私よりも睡眠時間が足りない状態だ。
羽生君のコンディションが心配だ。
観光の前に彼を休ませたい。。。!
「部屋に荷物を置いたら、少し休憩しない?15時になったらロビーに集合にしよう」
そういう風に声をかけて、それぞれの部屋に向かった。
エアコンもちゃんと使えるようだし、良かった。
羽生君のお昼寝の時間をとったつもりだったけれども、あいにく私は割と元気だ。
さっきホテルのフロントで、ここから歩いて行けるモールがあると聞いた。なので、そこに一人で歩いて出かけてみようと思った。
おひとり様行動がデフォルトになっている私は、誰に気兼ねすることなく自分のペースで好きなようにウロウロできる一人時間も大好きだ。
インドを旅した経験が、私の海外での自信に繋がっている。
過去、セブ留学の時には問題が起きない予防線も含めてか、先生や寮母さんに散々脅され、外を一人で出歩くな、と禁止令が出されていたため、とても怯えていた。(本物の銃を見たのは、フィリピンがはじめてで、ショッピングモールのガードマンなどは大きな銃を抱えながら、鞄の中身をチェックするセキュリティチェックをしているのを見た)
だけれども、ここ数日のフィリピンの暮らしも相まって、私はすっかり気が緩んでいた。
一応、ブラジルを旅行する前に読んだガイドブックの注意書きを思い出し、一人で歩くときは前後を気にしながら、おかしな人に囲まれていることのないよう、注意を払った。
道中には学校もあり、下校の時間のようで、制服を着た若者たちがたくさん歩いていた。その学生たちをターゲットにした、ちょっとしたスイーツを出している屋台なんかもちらほらあった。
またスターバックスなんかも見つけて、明日の朝ここでコーヒーとかを飲んだりしても素敵かも!と思ったりしていたら、日本ではありえないサイン表示があって、お国柄を感じた。
そうこうしながら、モールに着いた。
一応モール内は安全なはずだ(セブ留学の時に習った話では)
どんなお店があるのかチェックしながら、気になるところはじっくりみたい。また小腹も空いているので、ヘルシーで美味しそうで手ごろな価格の食べ物屋さんも見て回った。
ところが、私自身も寝不足だったためモールを歩き回っているうちに私の体力が電池切れになってきてしまった。
もうこれ以上歩き回るのは難しいかもな。。
そう思っていた頃に、羽生君からメッセージが届いた。
”そろそろ時間になるから部屋に行ったんだけれども、寝ているかい?”
”実は、歩いて一人でモールに来ているの。良かったらここで合流しない?”
”わかった。じゃあモールのスターバックスの前で待っていて”
”わかった”
こうして私の一人冒険の時間は幕を閉じた。
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