イントラムロスの観光でぼったくりに遭遇した結果、持ち金を搾り取られた結果、同行してくれたイケメンフィリピーノ・羽生君とその友人にも足りない分を出してもらった。
ちょっとそんなの申し訳ないので、私はホテルに着く早々、デポジットで預けていた3000ペソを日本円の1万円と交換してもらい、そのうちの1000ペソを彼らに渡し、これで先ほどのお金の分を補填して欲しいと伝えた。
寝不足の中、色々と観光して回ったので、一旦部屋で休んでから夕食にしようと話した。
待ち合わせ時間を決めて、その時間でしばし休む。
しかし本当にクタクタで、私は浅い眠りについていた。
タイマーをかけていたものの結構時間ギリギリまで寝ていた。
起きてからロビーに行くと、彼らは居ない。
部屋に行ってコンコンノックをしても彼らは居ない。
そうして携帯を確認してみると、羽生君からメッセージが入っているのに気が付いた。
彼はどうやら私の部屋に直接来たらしく、ノックの音が小さかったので私が聞き逃したようだった。
羽生君は、私が来訪前に言っていた「誕生日の夜は、一人でこっそり祝おうと思っていた」という言葉を思い出し、私が夜の街に一人で出歩いているのではと、慌てて二人で外を探していたらしかった。
昼間に既にそのような前科があるため、なんとも言えない。
そんな徘徊老人のように心配をかけてしまって申し訳なかった。
そうして合流した私たちは、夜ご飯を食べられる場所を探した。
そうして20代若者2人を引き付けたのは、アンリミテッドチキンのお店。
要は鶏のから揚げ食べ放題のお店だった。
そのお店はテラスのような感じで2階から屋外に向けてオープンなテラスのような感じで、吊られた電球は夜店のような雰囲気を作っていた。
そこで胃腸の弱いはずの羽生君はもりもりと手羽先を食べていた。
しかし時々トイレに立つ様子も見受けられ、大丈夫なのかしら、とも思った。
二人が懸命に鳥をむさぼり喰うので、早々お腹いっぱいになってしまった私はやることがなくて、自分についての漠然とした話しをしていた気がする。
「英語のレッスンになるから、どんどん話して」
と友人君が促す。賢い。そう、発話も大事だからね。
もし私の心の開き具合や体力など、いろいろな条件があれば、この時間はもしかしたら私はこっそりタクシーに乗って一人時間を楽しみに、どこぞのバーなどにチャレンジしていたかもしれなかった。
でも、どうやら今回それはしなそうだ。
「誕生日だから」と、二人はここのディナーは私の分まで出してくれた。
私はバースデーケーキが食べられなかったため、昼間のスタバで見た、大きなケーキを食べてみたいと思っていた。
なので、明日の朝、空港に行く前に時間がありそうだから、朝はスタバに行ってケーキを食べたいと申し入れた。
こちらのスタバでみたケーキは、日本で売っているものと違っていて、しかもとても大きかった。
じゃあ、明日はスタバに行くために早めに待ち合わせよう。
そういって解散になった。
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