リゾートバイト冒険譚 リゾバ冒険譚・温泉旅館編⑤ ~着物の衿芯~ 朝食の接客は、着るのが簡単な作務衣を着ていたが、夕食の接客は着物を着ることが義務付けられていた。着物の着付けに関しては70代のベテラン仲居のヤノさんに教えてもらうように指示され、私は夕食の集合時間の少し前にヤノさんの部屋に行き、彼女に着物の... 2024.10.18 リゾートバイト冒険譚
リゾートバイト冒険譚 リゾバ冒険譚・温泉旅館編④ ~仲居仲間たち~ 思い出す限り、当時仲居として在籍していたのは10名ちょっとくらいだったと思う。 年齢層は私のようにリゾートバイト経由で来ているであろう、20代の女子たちが半分くらいと、ここ以外でも仲居歴のあるような玄人仲居たち(恐らく50代以上)が3分の1... 2024.10.16 リゾートバイト冒険譚
リゾートバイト冒険譚 リゾバ冒険譚・温泉旅館編③ ~僻地での暮らし~ 翌日は早朝集合だ。朝6時台に集合を言い渡され、ギリギリまで寝ていることもあってか、朝は作務衣でみんな集合する。100均で買った網付きバレッタで簡単に髪をまとめて、慌てて厨房に行く。 今日は昨晩食事をとった会場に各部屋の方が朝食を取りに来るよ... 2024.10.14 リゾートバイト冒険譚
リゾートバイト冒険譚 リゾバ冒険譚・温泉旅館編② ~着いたその日から労働スタート~ 赴任先として知らされた旅館に到着した。 しっかりとした建物で、そこそこ大きい気がした。 裏口などもわからなかったので、正面から入って声をかけた。 「今日からリゾートバイトで来ました」 すると、玄関にいたスタッフの方が女将の居る部屋へ案内して... 2024.10.12 リゾートバイト冒険譚
リゾートバイト冒険譚 リゾバ冒険譚・温泉旅館編① ~今すぐ働かせてください~ 約10年前。私がまだアラサーだったころ。 私は住むところもお金もなく、頼れる家族もなく、海外からのバックパックの旅から帰ってきて名古屋のネットカフェにいた。 なぜそんなことになっていたかというと、詳細は割愛するが、都内に住んでいた時にストー... 2024.10.10 リゾートバイト冒険譚